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My roots... |
今から8年前、俺が16の時の話。 当時、高校に入ってから知り合った友達があるLiveに行こうと誘ってきた。 俺は正直Liveなんて言葉は聞いた事なかったし、ただなんとなくYesと言ったように記憶している。
というのも、音楽を体感できる場所、それは俺が知ってるのは「コンサート」。 ホールと呼ばれるような市民会館や体育館でテレビでしか見たことないミュージシャンを体感する。 俺の頭の中の概念では、これ以外に音楽を体感する術なんて知る由もなかった。
そのLiveを初体験する何週間か前に、ツレがそのLiveにでるという「ミュージシャン」のCDを持ってきたのだ。 CDラヂカセから聞こえたきた音楽に俺は“ヤラれた”。 PUNKSたちがよく言う、SEX PISTOLSをはじめて聞いた時の“ヤラれた”とは訳が違う。 「は?何だこれ?っつーか何言ってるか分からんじゃん。こんなの音楽じゃねぇよ。」 今までとっても分かりやすい日本語のPOPSしか聞いた事のない俺には到底受け入れられる音楽じゃなかった。 俺は、それからLiveまでそのCDは二度と聞かなかったんだ。
Live当日、ツレに誘導されたどり着いた場所は、壁中ビラがベタばりされているなんとも小さな小屋だった。 (Okayama…PE…PER…LAND…??っていうかこんなトコでコンサートなんてできるわけねぇだろ…。) しかし、そんな俺の頭の中とは逆に、外には健康そうな男女の人だかりができていた。 何より驚愕したのは、金髪ドレットの大男と、腕中に刺青の入ったこれまた大男の風貌にである。 そのほかにも刺青の入った数名の外人が何人かいたと思う。 (!!!!!!!!!!!)
いや、俺はもう冗談抜きにとんでもないトコに来たと思った。 やんちゃもしてたが、これはもう度が過ぎている。 そっちの世界に足を踏み入れるのはもう少し先、いやせめて高校卒業するまでは…。 完全なパニックだ。しかし、ツレにびびってると思われるのもしゃく。 しょうがねぇから必死で平静を装っていた。
しばらくしてその小屋に入ると完全に定員以上の人がびっしり詰まっていて、俺も入ったものの身動きひとつとれない状態だった。 前には背の低い女の子がいて、痴漢に間違われたくないから 不自然にも両手を頭の上に乗せてただひたすら立っていた。 (あー、もうすでにちょっと帰りてぇな。めんどくせぇ。) と思っていた矢先の出来事。 そこにいた客の大きな歓声と共に、Stageに現れたのはさっきの大男2人を含めた4人の男たちだった。
彼らが楽器を持った瞬間とんでもない爆音が耳に突き刺さり、それと同時に俺の頭の上に物が落ちてきた。 俺はあの時、マジで天井が落ちたんだと思った。しかしそれは幸か不幸か天井ではなく、“人”だった。 (こいつ何考えてんだ!?) もう、もはや意味が分からん。 今まで16年間生きてきて人が振って来るなんてシチュエーションが考えられない。 テレビの中のバラエティ番組のコントが現実に起きているようだった。 人は降ってくるし、音はバカみてぇにでかいし、前のほうでは喧嘩してるみたいだし。 開始から5分でこんなトコ二度とこねぇ!!と怒っていたは事実だ。 それにしても、早いリズムの何言ってるかわからん音楽がなんとも心地悪かった。
30分くらい我慢して、やっと終わって外に出たときにはもうびっしょり。 お気にいりのT-shirtsには大きなBootsの足跡がつき、足からは少し血が出ていた。 最悪な気分と共に、怒りもこみ上げてきた。 さっきから何度もぶつかったり、上から落ちてきていた男に対しての怒りだ。 (どうやら、外人のミュージシャンがこの後出るみたいだから、その時仕返ししてやろう。) Liveなんてもう頭にはない。 俺はさっきよりかなり客の減ったFlorへと戻っていった。
(さぁ早く始まれ。その瞬間いってやる。) CIVというBANDが陽気に演奏を始めた。 次の瞬間、俺は前の人だかりに飛び込んでいった。 人生で初めてMOSHした瞬間。 俺の怒りの矛先は、もう誰でもよくなっていた。 なんとなくそのMOSHが気持ちよくなってきて、怒りは別の感情に変化していた。 俺のツレも負けじと初MOSH。ツレは少し弾き飛ばされ後ろへよろめき、後ろに立っていた男に軽くぶつかった。 と思った瞬間!! 「ドーンッッ!!!」 すごい勢いでツレが前方に帰って来て転んだ! 後ろを見ると、なんとさっきの金髪ドレッドの男がすごい形相で俺のツレを突き飛ばしていたのだ。 (いやっ、いやっいやっ!!!ええぇぇぇーーーーーー!!!) もう戦意喪失。
その帰り、やっぱり二度と行かないでおこうと心に誓った。
家に帰った俺は、なんとなくツレがおいていったCDを手に取り、最悪な何時間か前を思い出していた。 デッキに入ったまま回る事のなかったそのCDを何気なく回しながら…。
最悪だった出来事というのは、何故か結構覚えているものである。 スピーカーから流れてくるメロディに (お、これさっきやってたな) なんて思いながら、30分ほど経ち、聞き終わった頃にはその中に入っている曲の半分以上を覚えていた。
家に帰っては何気なくそのCDをかけ、気づけばその“SOBUT”というアーティストの“Kickin' your head”と“JUDGEMENT CREW”という作品はヘビーローテーション化していたのである。
それからというもの、俺はSOBUTのLiveは一度も欠かすことなく、新譜が出るときには朝から学校サボって買いに行き、Tower RecordにあったSOBUTのプロモーション用ビデオを盗みかけたりと、SOBUTというBANDの存在が俺の生活の一部となった。
俺はBANDを始めた。これが俺のRoots。
7/12、俺達BLACK PEARLはそのSOBUTと同じStageに立たせてもらう。 今ではSOBUTのMemberとも仲良くしてもらい、大阪では一緒に遊んでもらったりする事も増えた。 俺個人としても大阪でdiceという名で活動し、色んなLiveに足を運び、酒を飲んで、MOSHをし、人の上に飛んだり、人を突き飛ばしたり、顔面から血を流したり、脳震盪起こしたり、警察に捕まったり…、あの日の俺なら絶対に理解できなかったであろう事を何度もやった。そしてたくさんの仲間と出会え、遂にはBLACK PEARLというBANDを結成した。 ありきたりな言い方だが、SOBUTがいなければBLACK PEARLは存在しなかっただろうし、もっと言えば今の俺も存在しなかっただろう。
7/12はYoshiyaさんにとってもHideさんにとってもYottu君にとっても、ガメオ君にとっても、Mokiさんにとっても、そしてBLACK PEARLにとっても俺にとっても特別な日になる。 そんな特別な日、同じStageに立たせてもらえる事になった俺達BLACK PEARL、そして俺個人diceとして何ができるか? もちろん最初で最後の勝負は挑む。 しかし、それよりも心から敬意を表したStageをSOBUTとそのCREWに対して送りたい。 ひとつの節目を迎えたSOBUTにありがとうという気持ちをこめて。
知ってるBANDも知らないBANDも、知ってる顔も知らない顔も全部取っ払って、垣根を越えた最高の一夜にしたいと思う。 誰がなんと言おうと俺はやる。やらなければいけない。
何故ならば、SOBUTがいなければ7月12日、俺達みんなに起こりうる最高の一夜もなかったのだから…。
dice/BLACK PEARL
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Dear fans... |
Hello, BLACK PEARL CREW. 久々に復活したコラム。さぁ何を書こうか? なんだかとても懐かしい気分だ。 というのも、俺はBLACK PEARLのCaptainになる以前、DJとして活動していた。
ミレニアムの年である2000年、岡山から大阪に出てきたのがもう5年も前の話である。 当時、地元の後輩だった男が始めたTHE MONKEY HEADSというBANDがあった。 そのBANDのLIVEにしょっちゅう足を運び そこでいろんな人に出会い、止まっていた音楽活動をもう一度再開しようとはじめたのがDJだった。 その頃に、自身のHPで綴って以来のコラムなのである。 多少の乱文は目を瞑ってほしい。
あれから5年経ち、俺はいろんな人に出会い、そして今年ようやくBLACK PEARLを始動する事ができた。 まず、俺たちを応援してくれているたくさんのFANに感謝の意を伝えたい。
こうして、慣れない文章を綴るといつも思う事がある。 口で発する事のできない文章というやつは、いったいどれだけ本当の意味で通じているのだろうかと。 考えてみれば、自分も多くの人のコメントやらコラムやらを読むのだが、その人物の言葉の裏にある真意を 読み解けているか、読み解こうとしているかといえば、必ずしもそうではないだろう。 ただなんとなく…。 それはやはりインターネットの普及などによって、昔は遠い存在だったミュージシャンの言葉もさほど難しくな く、容易に目にするができるようになったからなのかもしれない。 つくづく言葉というのは本当に難しいと痛感する。 だからこそ、俺はバカの一つ覚えのようにいつも同じ事を何度もBBSやSTAGEで言い続けるのだろう。 ありがとう。感謝していると。 しかし、この気持ちに、嘘偽りは一つとしてないのだ。 ありきたりの言葉だがこれしかないのだから仕方ない。 当然これからも言い続けていく。 本当にみんなには感謝しているよ。
俺は、昔から人を喜ばす事が好きなガキだった。 もちろん、 「自分が楽しくなくても平気か?」 といわれればそれは嘘になる。 しかし、 「自分が楽しければ人は楽しいだろうし、人が楽しければ自分は楽しいだろう」というのは あながち間違った表現ではないかもしれない。 その考え方故に、多くの人々に迷惑をかけたかもしれないが…。
俺は今、とにかくBLACK PEARLを使って人を喜ばせたい、人を喜ばそうと考えている。 これには、BLACK PEARLのMember内にも賛否両論あるかもしれない。 ただこの場は俺個人のpageであるので好き勝手書いても文句は言われないだろう。
カッコいい生き方というのも、もちろん自分の中で一生追求していく課題である。 ダサくて、決してカッコいいとはいえないガキの頃からの脱却。 たどり着いた今、俺一個人の考え方だけを言えばカッコいい生き方なんていうのは二の次になったのかもしれない。 いや、カッコいい生き方というのは、聞いた事ある言い方でしかいえないが、やはり人が勝手に思うものなんだろう。
俺の今の価値観では、人を喜ばす事のできる人間、人をむやみやたらに傷つけない人間、人を幸せな気持ちにできる人間、そんな人間が心底カッコよく映る。 決して見かけだけでない、真実のHEROというのは存在しそうでなかなかいないものである。 だからこそ、FAKEではないREAL HEROになりたい。 そうなろうと思う。 BLACK PEARLのSOUND、言葉、生き様を持ってして、みんなが幸せな気分になってくれれば、それは俺の本望だ。 本当にみんなで幸せになりたいと思う。 だから信じてついて来てほしい。 あぁ、まだそれには力及ばないか。 まぁまずは見ててくれ。 この一年である程度の力をつけ、CREWの前で提示しよう。どうだ!と。
さぁ、そのために今から何ができるか。 BLACK PEARLの存在、それがみんなの幸せになるように。 もう少し、酒を飲みながら一人で考えるとするか。
2005年、遂に始動する事になったBLACK PEARL。 たった半年そこらでこんな事をいうのは、反感をかうかもな。 しかし俺にとっては本当に刺激的な毎日の繰り返し。意味のある日々を送れていると思う。
ここで改めて帯を締めなおすとしよう。 俺たちに文句のある輩を黙らせ、くだらんシステムを変え、幸せに暮らせる未来のために真剣に生きる。 今夜は少し外を眺めて、お前たちCREWと、俺たちBLACK PEARLの幸運を祈る。
GOOD LUCK.
dice/BLACK PEARL
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